私自身の職歴
2005年から2015年までPwCのAssurance。(大阪→東京→アメリカ)。
2015年から2016年がJP Morgan Chase東京のFinance (Entity Level Controller)。
2016年から2018年がNFCM/日本協創投資のMiddle Back Vice President。
そして独立。という流れです。
会計事務所を辞める時の反省点
PwCをやめてJPMCに転職した際は、もっと時間をかけて、本当に時間もかけてやめればよかったというのが最大の反省点です。PwCはすごく働き甲斐があってよい職場だったのですが、いろいろあってやめようという決断をしてから、ほとんど回りと相談することなく転職先を決めてしまったんですね。私自身は、もうこの時点で少しなりとも独立を意識し始めていたので、特にPwCのPartnerの方々や上司というか上のほうの人とは、素直に相談してもよかったなぁと思います。引き留めは受けるでしょうが、そうはいってもやめるという前提は動かないような状況だったのだからこそ、相談しやすかっただろうになぁというところです。
ということで、ここでの最大の教訓は、腹が括れているのであれば、その時点での関係者にはさっさと相談してしまうほうがなんだかんだで円満に辞めれてよいだろうというところです。特に、そうそう干されそうとかそういう状況でないような時期であれば、そうだと思います。私の場合は、周りがとても良い方々だったので、ますますそのはずだと反省しています。
転職そのものに関する反省点
JPMCへ転職したときは、給与水準はスライドよりやや上になった感じでしたが、Position的には落ちたイメージです。JPMCだから仕方ないというのと、金融経験ないところにJump inしてしまったというところで仕方はないのですが、30代中盤での転職としては失敗でした。もう少し自分の強みによった形でちゃんと転職していれば、Positionも給与水準も両方取りに行けただろうというように思います。
ここでも反省点は、転職経験のある信頼できる知人に2nd opinion的に評価してもらわなかったことですね。
JPMCへの転職はその次のPE Fundへの転職に役立ったので結果オーライでした。
まとめ
結局、転職する際には、いろいろと秘密にしながら活動したいというのは、当然ではあるのですが、既に転職している同期・先輩・後輩には少なくとも2nd opinionをもらうようにしたほうがいいと思います。できれば複数回の転職をしている人のほうがいいと思います。
上司への率直な相談は悩みどころですが、それをしても大丈夫だというくらい信頼できる人がいるのであれば、愚痴を聞いてもらうというだけと思わずに話してみたほうがいいでしょう。
なお、CPAの人で転職について悩んでいる方がいれば相談に乗ります。特にBig4内で悩んでいる方には役立つと思います。むしろ残ったほうがいいというアドバイスをすることもあったりします。