先日、無料体験ということでキャリアコーチングを実施してきました。守秘義務に配慮しなくちゃなので、職業等の設定はわざと違うものへとずらして、実施例の紹介をします。
クライアントの悩みと背景
現在の職業は、大規模医療機関における資格職で、現場に数人いるリーダー的なポジションの一つについている状態。新しい仕事として、今、資格取得中の心理セラピストのような新しい仕事を副業としたいのだが、今のポジションだと夜勤もあるなど、副業を行いにくいため、部署移動ができなければ、転職をまずするべきかということを考えている。どうするべきかを一緒に考えてほしい。
コーチングを通じての気づき
キャリアプランでありたい姿を描く中で、そもそも論としてクライアントは取得予定の資格に基づく仕事がやりたいというのが中心の論点であり、副業をしたいと考えているわけではないことにご本人が気づかれました。
これは、まずは副業としてやろうとしている、心理セラピストをやっている自分を想像してもらって、その時の情景をイメージしてもらい、どういうお客様がいて、どういう環境で働いているイメージを持たれているかを話してもらいました。
次に、その時(4年後のイメージでした)に、医療機関でのお仕事をどのようにやっているかをイメージしていただきました。結果的には、その年齢の時に、ご自身が医療機関で働いているイメージをもっていないことがわかりました。
また、イメージしようとしても、現在の環境にとてもストレスを感じていて、仕事の在り方そのものにも不満があるため、転職したとして、自分がありたい姿が今の業界にあるわけではないということがわかりました。
そこから、新しい仕事についてのイメージを膨らませてもらって、そこで何をやるのかなどを考えてもらった後に、そのゴールに向かって何をしていくのかということを少し考えてもらい、まず最初にその第1歩としてやることを考えてもらうことでセッションを終わりました。
コーチングの効果
無料体験で1回だけのセッションではあったものの、クライアントの方が、副業をしたいと考えているのではなく、今の仕事ではない、新しい仕事にチャレンジして、そこで自分が思い描くお客様との接し方を行いたい、と本心では考えていることにお気づきになられたようでした。
ここから、実際にどうする、というところについて、第1歩を踏み出そうというところまではサポートできてよかったです。
これから、心の動きもあり、簡単ではないと思いますが、もし継続になったならば、長年のキャリアからの変更について、その時々のありたい姿を描くことをサポートし、ご本人だけでは気づかない部分を見える化して、ゴールの実現に高いパフォーマンスを発揮できるサポートができればと思います。
コーチングの効果は、本人だけでは見えなくなっている部分をコーチが一緒にいることで、見ることができるようになって、ありたい姿を高いところへ持っていけて、また臨場感高く感じられるところにあると考えています。
まとめ
今回は体験セッションでしたが、キャリアについて、なにかぱっと開けて嬉しいいうような感触を明らかに出して頂けると、コーチングする側もうれしくなります。